澤登千代子先生の作品の一部を了解を頂き掲載いたします。   
 
第38回清興展は、東京都美術館において平成28年11月16日(水)から11月24日(木)までの日程で開催されました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  36回日本清興美術協会 清興展受賞作品 
 
 参議院議員賞 「からすうり」 澤登千代子 (ボタニカルアート)
 
 
好評 : 理事長 髙山智也
 風に吹かれるカラスウリの姿である。しかしその画面にはカラスウリの「一生」とでもいう様子が精密で的確なデッサン力で描かれている。 蕾から花が咲き、実を結び、やがて身も萎み、葉は枯れて落葉していく。そうした様子が一画面に描かれている。カラスウリを通じて「時」さらには「人生」まで感じられるようである。しかし色彩には暗さがなく、瑞々しい生命感と枯れゆく姿の美が強く感じられる。
 また、向かって右から流れるカラスウリの蔓は画面左下部へとゆくに従って枯れ葉へとなって行き、画面が硬直することを押さえ巧みな構成である。それにより描かれていない用紙の白い空間を美しく見せている。
 
 
  筑波実験植物園長賞 「ニガウリ」          第20回日本園芸協会受賞「ブラシア」
 
                            
 以下は、さわのぼりアートギャラリー 東金